
2025.10.31
事業内容
ITサービス事業、社会インフラ事業
従業員数
単独22,036名(2023年3月末現在)連結118,527名(2023年3月末現在)
当社が定義する「ロールモデル」とは、「あの人のようにスキルを高めたい」「あの人のようにリーダーシップを発揮したい」といったように、スキルや価値観など多面的に自己を投影し、「自分も成長したい」と思える存在を指します。
1-1. ロールモデルの語源と定義
ロールモデルという言葉は、1950年代にアメリカの社会学者ロバート・K・マートンが提唱した概念です。「Role(役割)」と「Model(模範)」を組み合わせた言葉で、特定の役割における模範となる人物を意味します。
採用活動においては、「この会社で働く自分の未来をイメージできる社員」 がロールモデルとなります。
1-2. メンターとの違い
「ロールモデル」と「メンター」は混同されがちですが、明確な違いがあります。
| 項目 | ロールモデル | メンター |
|---|---|---|
| 関係性 | 直接的な関わりは不要 | 1対1の直接的な関係 |
| 役割 | 目標・憧れとなる存在 | 助言・指導する存在 |
| 選び方 | 本人が自由に選択 | 組織が指定することも |
| 人数 | 複数人いてもよい | 通常一人 |
採用活動では、まだ入社していない学生に対して「この人のようになりたい」と思ってもらえるロールモデルの提示が重要になります。
新卒採用市場において、ロールモデルの重要性が高まっている背景には、以下の3つの社会的トレンドがあります。
2-1. 内定辞退率の上昇
株式会社リクルート「就職白書2025」によると、新卒採用における内定辞退率は24卒の47.4%から25卒で49.2%へと上昇しています。約半数の学生が内定を辞退するという状況下で、企業は「いかに学生の志望度を維持・向上させるか」という課題に直面しています。
2-2. 「キャリア迷子」時代の到来
リクルートワークス研究所の調査によると、20〜30代の2人に1人が「キャリア迷子」になっているという実態があります。将来のキャリアパスが見えにくい時代だからこそ、学生は「この会社で働く自分の未来」を具体的にイメージできる情報を求めています。
2-3. Z世代の企業選び基準の変化
Z世代(1990年代後半〜2010年代生まれ)は、給与や福利厚生だけでなく、「自分の価値観に合うか」「どんな働き方ができるか」 を重視して企業を選びます。
talentbookが実施した「ロールモデルのキャリア影響度調査2025」では、65.8%の学生が「ロールモデルとなるコンテンツが入社意向度に影響を与える」 と回答しています。
→参考:「ロールモデルのキャリア影響度実態調査2025」レポート」

ロールモデルの提示は、採用活動の各フェーズにおいて具体的な成果をもたらします。
3-1. 母集団形成の質向上
自社の働き方や価値観に共感する学生からの応募が増加します。結果として、選考の歩留まり改善につながります。
成果事例:
3-2. 選考中の志望度維持
学生の志望度は、応募時にピークを迎えた後、選考プロセスに入ると低下する傾向があります。これは、選考オペレーションに工数がかかり、企業と学生の「共感接点」が薄くなるためです。
ロールモデルコンテンツを選考中にも継続的に提供することで、学生の志望度を維持できます。
3-3. 内定承諾率の向上
サイバーエージェント常務執行役員CHO曽山哲人氏へのインタビューでは、「10人以上の社員と接触することで学生の安心感が高まる」 ことが明らかになりました。
→参考:「サイバーエージェント流「ロールモデル」を活用した新卒採用戦略」

複数のロールモデルとの接点を持つことで、学生は「この会社なら自分も活躍できる」という確信を持ち、内定承諾につながります。
3-4. 社員エンゲージメントの向上
ロールモデルとして紹介される社員自身にも、ポジティブな影響があります。自身の経験や価値観が学生の意思決定に影響を与えることで、「企業の未来づくりに関与している」という実感が生まれ、エンゲージメント向上につながります。
ロールモデルコンテンツを作る際には、以下の5つのポイントを押さえることが重要です。
4-1. 多様なロールモデルを用意する
学生一人ひとりの経験や価値観は異なります。様々な部署、職種、年次、バックグラウンドを持つ社員をロールモデルとして紹介することで、より多くの学生が「自分に近い人」を見つけられます。
推奨する多様性の軸:
4-2. リアルなストーリーを伝える
美化された情報ではなく、失敗談や葛藤、その乗り越え方も含めて伝えることで、学生は「リアルな働く姿」をイメージできます。
盛り込むべき要素:
4-3. ビジュアルと文章のバランス
写真や動画を活用し、社員の表情や雰囲気が伝わるコンテンツにすることで、親近感と信頼感が生まれます。
4-4. 定期的な更新
採用市場のトレンドや学生のニーズは変化します。年に1回以上、ロールモデルコンテンツを見直し、鮮度を保つことが重要です。
4-5. AI活用による効率化
従来、社員インタビュー記事の制作には、取材の日程調整、インタビュー実施、原稿作成、確認・修正など、1本あたり1ヶ月以上の期間が必要でした。
直近では、talentbookの「社員インタビューAI」を活用することにより、社員がスキマ時間で回答するだけで、数日で高品質な記事を量産できるようになっています。
→参考:【イベントレポート】社員の"らしさ"をどう伝える? 就職人気ランキング1位の企業が実践するロールモデル採用戦略」

実際に、ロールモデルを活用して採用成果を上げている企業の事例を紹介します。
5-1. J:COM様の事例
課題: 母集団形成と内定承諾率の向上
取り組み:
成果:
評価ポイント:
▼詳細の事例インタビューはこちら
「コース別採用の課題を「社員インタビューAI」で解決。J:COMが実践するコンテンツ制作術」
5-2. 横浜銀行様の事例
課題: 金融業界の魅力の訴求
取り組み:
成果:
評価ポイント:
▼詳細の事例インタビューはこちら
「母集団・エントリー数がV字回復──talentbookで実現した効率的・効果的な情報発信」
ロールモデルが採用成功の鍵となる理由
新卒採用市場において、ロールモデルの提示は以下の理由から必須の施策となっています。
talentbookが考える「これからのロールモデル」
talentbookは、「採用3.0時代」 における採用活動を以下のように定義しています。
AI活用により、ロールモデルコンテンツを「つくる」「届ける」「対話する」という一連のプロセスを効率化し、学生一人ひとりに寄り添う採用体験を実現します。
学生・企業・社員それぞれに価値が還元される「三方よし」の状態を目指し、価値が循環する持続的な仕組みづくりが、これからの新卒採用には不可欠です。

talentbookでは、AI活用により以下の機能を提供しています。
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