公益財団法人 日本漢字能力検定協会

漢検協会が「社員インタビューAI」で実現。ロールモデルを継続発信する仕組み

導入目的

  • 採用サイトの職員紹介コンテンツを継続的に更新・発信できる仕組みの構築

  • 「漢検=教材・問題を作る組織」というイメージギャップの解消

  • 多様な職種の魅力とロールモデルを届け、応募者層の多様化を図る


主管部署・担当

管理部 人事・総務課 宮本 凌輔 氏


課題

  • ノウハウとリソース不足により、コンテンツ制作の仕組みが整っていなかった

  • 採用サイトの職員紹介が数年更新されておらず、情報が古くなっていた

  • 教材・検定作成以外の職種が求職者に知られておらず、応募者層が画一的だった


導入の決め手

  • 社員インタビューAIにより、ノウハウがなくても質と量を担保した記事制作が可能な点

  •  記事フォーマットが用意されており、「何をどう進めるか」が明確で始めやすい点

  • 採用媒体や合同説明会資料への二次利用がしやすく、継続発信に適している点


人事に異動して直面した「継続発信」の大切さと難しさ

── タレントブック・ストーリーを導入したきっかけを教えてください。

新卒入社して2年働いた部署から人事へ異動し、2025年の9月から採用を担当することになりました。着任してすぐ気になったのが、採用サイトの職員紹介ページの状態です。確認してみると、数年前の情報のまま更新が止まっており、協会の仕事内容の変化や、他の担当者の仕事の広がりが十分に伝えられてないと感じました。「これはリニューアルしなければ」というのが、最初の課題意識でした。

ただ、いざ動こうとしても、採用予算も縮小傾向にあり、コンテンツをどう制作すればよいかというノウハウも社内にはありませんでした。何をどう進めればよいか分からない状態からのスタートでした。

── そのタイミングでタレントブック・ストーリーを知ったのですね。

異動してまだ1ヶ月も経っていないころ、外部のイベントで情報収集をしていた際にタレントブック・ストーリーと出会いました。社員インタビューAIを活用することで、少ない工数で職員紹介記事を作成できるという点に可能性を感じました。フォーマットが用意されており「何をどう進めるか」が明確になる点も、ノウハウが不足している状況では大きな安心材料でした。

社内に持ち帰って上長に相談した際も、「こういう課題があって、こう解決できる」とそのまま説明できたため、反対意見もなくスムーズに導入が決まりましたね。

「漢検=問題を作る組織」というイメージギャップを解消したかった


── コンテンツの更新以外にも、採用面での課題はありましたか?

もう一つ大きかったのが、応募者層の画一化です。エントリー数も年々減少傾向にありましたが、数以上に気になっていたのは応募学生の属性の偏りでした。

「公益財団法人」というだけで安定志向の方が多くなりがちで、「面白いことに挑戦したい」「幅広い仕事をしてみたい」というアクティブな学生になかなかリーチできていないという感覚がありました。

── イメージのギャップが原因だったのでしょうか。

そうだと思います。私自身も入職前は「漢検協会は、問題や教材を作っている組織」というイメージを持っていました。しかし実際に入ってみると、普及も広報もある。私自身も人事の前は学校訪問を通じた普及活動を担当していました。

そうした多様な仕事の実態やロールモデルが、外からはほとんど見えていない。求人情報で「公益財団法人」という文字を目にしただけで固いイメージを持たれてしまい、実際の仕事の幅が伝わらないまま終わってしまっている。そこを変えたいというのが、導入のもう一つの理由です。

2名体制でも回る。社員インタビューAIが実現した継続発信の仕組み


── 実際の運用体制を教えてください。

人事は私と課長の2名体制です。基本的には私が登場してもらう職員の候補を考えて課長に相談し、承認を得たうえで本人に依頼します。「ありのままに話していただければ大丈夫です。ただ、こういったメッセージも盛り込んでほしい」という簡単なすり合わせをしたうえで、社員インタビューAIを使って記事を作成しています。

社内で完結できるため外部に依頼するより小回りが効き、短いスパンで記事を出し続けられるのが、現在最も助かっている点です。

── 継続的に発信できることで、どのような活用ができていますか?

記事を公開したタイミングで、エントリーしてくれた学生に「新しい記事を公開しました」とお知らせを送っています。定期的に接点を持ち続けるきっかけになっており、継続的に関心を維持してもらうための仕組みとして機能しています。

合同説明会でも活用しており、当日説明しきれなかった内容をQRコードで案内し、詳細を記事で補足するという使い方をしています。説明会後のフォローアップとしても有効だと感じています。

「記事を読んで志望しました」という声。多様な職種の魅力が届き始めた実感


── 導入後の反応はいかがですか?

導入してまだ数ヶ月ですが、すでにいくつかの手応えを感じています。新卒の面接では、「記事を読んで、この仕事をしてみたいと思いました」と話してくれた学生が複数いました。リアルな情報をもとに具体的な志望動機を持って来てくれている。それが非常に嬉しかったですね。

中途採用の面接でも、事前に記事を読んできた応募者から「この仕事についてもう少し詳しく聞かせてもらえますか」という深掘りの質問が生まれることがあり、面接の対話が豊かになっていると感じています。

── 今後の展開を教えてください。

これまでは若手職員を中心にさまざまな部署の仕事を紹介してきたので、主要な部署についてはある程度カバーできてきました。次のステップとして、中堅から管理職クラスの職員にも登場してもらいたいと考えています。協会でどのようなキャリアを歩めるのか、ロールモデルを伝えることで、入職後のイメージを具体的に持ってもらえるようにしたいです。

「漢検の会社」というイメージを超えた、リアルな協会の姿を届け続けていきたいと思っています。


▼公益財団法人 日本漢字能力検定協会 タレントブック・ストーリーページ
https://www.talent-book.jp/kanken

企業名

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

事業内容

日本語・漢字に関する「普及啓発・支援活動」「調査・研究活動」「日本語能力育成活動」

従業員数

117名(2026年6月現在)公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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