PR TALK by talentbook

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#16 ストーリーの可視化で社内外を繋ぐ。変幻自在なPRパーソンのキャリア─ ゲスト:ライフワークス・黄瀬真理さん

INDEX

聴く「PR TALK」はPR TableのPR/Evangelist クボケイタと、取締役/Founderの大堀航がテーブルを囲み、様々な業界で活躍するゲストをお招きして「もっとPRの話をしよう」という趣旨の番組です。

今回は、企業向けキャリア開発支援サービスを展開する株式会社ライフワークス様で広報・マーケティング全般を担当されている黄瀬真理さんにお越しいただきました。

人材業界で15年に渡り様々な職種を経験し、プロティアン・キャリア協会の広報アンバサダーとしても活動するなど、まさに自律的なキャリアを積み重ねてきた黄瀬さん。経営のフェーズによって変幻自在に広報の役割を変えながら、何を大切にステークホルダーとの協働をしてきたのか。そしてこれからPRパーソンとしてどのようなことを実現していきたいのか、たっぷりとお伺いしました。

ゲストプロフィール

黄瀬 真理さん
株式会社ライフワークス
営業部マーケティング課課長 兼 広報

15年に渡り、人材業界での様々な職種(キャリアコンサルタント、広報・マーケティングなど)を担いながら、キャリア支援に携わっている。小規模組織での広報経験5年目。メディアアプローチ、マーケティングとの連携、社内外コミュニケーションなど、時々の経営課題解決に向けて最適な動きを追求しながら活動をしている。一般社団法人プロティアン・キャリア協会の広報アンバサダーとしても活動。 Twitter / Linkedin
ストーリー:昨日の自分より成長したい。キャリア支援で「何度でもチャレンジできる社会」の実現を目指す

▼音声で聴く方はこちら

35歳未経験から広報への挑戦

PR Table久保圭太(以下、久保):10年間のキャリアコンサルタントとしての経験を経て、ライフワークスさんで広報の仕事をするようになったきっかけはなんだったのですか?

ライフワークス黄瀬さん(以下、黄瀬):ライフワークスに転職して最初の1年は、請求業務やイベント運営など色々な仕事をしていたんですが、あるとき業務を可視化するプロジェクトに携わることになりました。そこで他部署と連携していた動きが評価され、会社として広報を立ち上げることになったんです。35歳、未経験からの挑戦でした。

久保:広報の仕事に最初はどのような印象を抱いていましたか?

黄瀬:何の知識もなかったので、メディアにアプローチするのが広報っていうくらいの認識でしたね。

久保:人材業界で人に向き合っていた方は、広報の領域でも活躍しやすいのかなっていう印象があります。当社でも人材業界の出身者が多いですよね。

PR Table大堀航「以下、航):そうですね。たとえばメディアや記者と向き合うことにおいても、人と人とのコミュニケーションの所作が活きやすいのかなと思います。

黄瀬:「働く」というテーマは記者にとっても読者にとってもすべての人の関心事項ですから。人材業界で転職やキャリアの切り口に関わってきたことで、どういうパスがきても返せるという意味では活かせているなと感じます。

久保:talentbookで公開している黄瀬さんのストーリーでもお話しいただいてますが、ライフワークスさんに入社されたきっかけは、「個」だけでなくより多くの「組織」にキャリア支援をしたいという思いからだったんでしょうか?

黄瀬:そうですね。転職は人生の重大な決断ですが、その一時期に関わるだけでなく、入社後の組織に対しての支援も行うことで、より多くの方の課題にアプローチできる可能性があるのかなと思い決断しました。

広報の役割はどのように変化していったのか?

久保:広報の仕事をしていく上で、役割はどのように変化していったのですか?

黄瀬:立ち上げ時は認知向上を目的に、メディアアプローチ中心に動きつつ、at Will Workさんが主催していた「Work Story Award」というアワードプログラムにもお客様と一緒にチャレンジして入賞することができました。そこでストーリーを取材していただいたのが、最初のPR Tableとの出会いです。当時から素敵なサービスだなと思っていましたね。

久保:そうだったんですね…!「Work Story Award」は、2017年からはじまった働く“ストーリー”を企業から集めて表彰する取り組みですが、当社も5年間ストーリー監修として関わらせてもらっていました。私もストーリー取材で関わらせてもらっていたのですが、さまざまな企業と触れ合うことができ、働き方の取り組みを再発見できましたね。

▼ライフワークス様の入賞ストーリー(WorkStoryAward2019)
シニア活躍が会社全体の活性化に──生きがいを言語化し、自ら役割をつくれる人材開発

▲広報としての役割・ミッションの変遷

航:広報の仕事自体はどんな風に学んでいったのですか?

黄瀬:それこそ、以前PR TALKに出演されていた日比谷さんの勉強会に顔を出して広報の方と繋がることで教えてもらったり、同じ分野の方とメディアにアプローチするなどの試行錯誤をしていましたね。また、新聞記事の署名を見て記者に「お会いしたいです」ってお手紙を手書きで送ったりもしてましたね。結構メールでお返事いただけたりするんですよ。

久保:すごい!メディア・リレーションズを本当に地道に実行されていたんですね。そこからどのように変化は生まれていきましたか?

黄瀬:当時の会社の課題として、リピート率は高かったものの新しいお客さまの獲得が伸び悩んでいました。そこで広報とマーケティングが一体となって取り組むことになりました。SEO対策やマーケティング目的のPRを中心に役割が変化し、広報2割・マーケ8割くらいの比重になっていきました。

アルムナイや複業など、プロティアン・キャリアを自ら実践

久保:ここまでのお話だけでも、広報は今注力すべきところにあわせて変化したり、いろんな部署と連動できる可能性があると感じるのですが、ここで一度ライフワークスさんを抜けられていますよね。そこからまた戻られた経緯を教えてもらえますか。

黄瀬:2020年の4月くらいからプロティアン・キャリア協会という社団法人と繋がりができ、複業として参画することになりました。半年くらいしたあと、より協会の事業をより大きくしていくタイミングで本業と複業をスイッチし、プロティアン・キャリア協会をメインの働き方に変えたんです。ライフワークスは一度退職し、外部からマーケティングを支援する形で関わっていきました。

ただ一度外に出ることで見えてきたこともありました。これまで当たり前のようにやっていたことでしたが、お客様それぞれのキャリアの課題の明確化や、その解決のために寄り添うライフワークスのスタンスがやはり好きだと感じ、たった8ヶ月でしたが本業と複業をスイッチしてまた戻ることに決めました。プロティアン・キャリア協会では今も、イベントのモデレータとして関わらせていただいています。

久保:プロティアン・キャリアはどのようなことをやられている団体なのですか?

黄瀬:個人向け・法人向けにキャリアの支援をしている一般社団法人です。自分の軸をもち、自律的にキャリアを切り開いていく考え方として、プロティアン・キャリアというキャリア理論があります。それを日本で働く人も実践・体現しやすいように、法政大学の田中 研之輔先生と共同代表の有山徹さんいう方がお二人で立ち上げました。書籍なども出して解説しています。

▶︎一般社団法人プロティアン・キャリア協会のHP

久保:最近は、個人のキャリアやスキル育成など「人的資本」に投資する流れも加速していますよね。

黄瀬:人の価値をいかに向上させていくか、それをどのように社外に可視化させていくかという点で一貫性が求められていると感じます。

久保:そういう意味では、本業と複業が入れ替わっても、黄瀬さん自身がやっていることにも一貫性があって軸はぶれてないですよね。

黄瀬:ライフワークスは設立21年で、協会は立ち上がったばかりだったので、同じ業界でもスピード間は全然違うなと両方体験して感じましたね。

久保:キャリアの自由度があり、それを容認してくれたライフワークスさんも素敵だなと思いました。

黄瀬:もちろん、戻るつもりで出ていったわけではないですが、アルムナイや複業など色々な状況を自ら経験することで伝えられることが増えたのは、キャリアの分野で支援する仕事をする立場としても、結果的によかったですね。

社内外のメッセージに一貫性を持ったストーリー発信を

久保:ライフワークスさんに戻ってきてから今はどんな視点で活動されているのですか?

黄瀬:当初はマーケティングの役割で戻ったのですが、ちょうどその頃複数名採用のニーズが出てきました。採用活動は入社前後のギャップがないかどうかが大事ですよね。部署ごとで目線が違ったら会社として一体になりにくい。そこで、代表に直接相談して、社内外のメッセージに一貫性を持って発信することをメインの役割として広報をもう一度やりたいと伝えたのです。

そのタイミングで、talentbookを活用していくことを決めました。なぜなら、ただ働いている人を出すだけでなく、どのようにステークホルダーに伝えていくか、メディアとして伝えていく効果を最大化できる可能性があると思ったからです。

▲ライフワークス様のtalentbookページ

航:発信を始めると、実際に良い反応や声があったと以前お会いしたときにも仰ってましたよね。

黄瀬:Webサイトの「お知らせ」というコーナーにtalentbookの記事を載せたところ、お客さまが読んでくれて「社員がこういう思いで働いているならば、こういう会社に支援してほしいと思った」とメッセージつきで問い合わせをもらうことがありました。サービスの差別化の手法は色々あると思いますが、一人一人がキャリアにこだわって商品をつくっている強みを伝えることができたのは大きいと思いましたね。

久保:キャリア支援を頼む側からしても、どんな人が関わってくれるのか知ることはとても安心感に繋がりますもんね。

黄瀬:社員紹介は自分で書いてもなかなか難しい部分もあるけど、talentbookにお願いすれば、何をどのように伝えるのかを一緒に考えてから作ってくれるので、工数だけでなく記事の中身にもとことん拘れる部分で活用の効果を感じていますね。

久保:社内と社外を繋いでいくという思想は、まさに我々がずっと伝えてきたことですし、それに共感していただけているんだなと知れてとてもうれしいです。

黄瀬:「ストーリー」というのもキーワードですよね。読者が必要な情報を得るためのSEO記事とは違い、読者が共感し、ついつい読んでしまうという特性はあると思います。

久保:採用やマーケティングなどいろんな目的ではじめるけど、結果的にお客さんに読まれたり取材に繋がったり、多様なステークホルダーに届くのがストーリーで発信するメリットであり、広報の仕事の魅力ですよね。現在、広報の役割を通してほかに目指していることはありますか?

黄瀬:今年度は、組織のアイデンティティ(パーパス)をつくっているのですが、作って終わりではなく、ライフワークス自体も、ライフワークスで働く個人も、それを体現していくことが大事。社員だけでなく、外部のパートナーも含めて、どんなことを大事にしているのか、ストーリーを通じて伝えていきたいですね。より多様な人と協働し、結束力を強めていきたいと思っています。

▲社内外への発信を通して実現していきたいブランディング

広報の経験をミルフィーユのように積み重ねる

久保:広報の仕事を通じ、さまざまな切り口で経営課題の解決に取り組まれてきたと思いますが、改めて5年間を振り返ってみて、広報の仕事をどう捉えていますか?

黄瀬:経営の課題を広報という手段をつかっていかに解決するか、が大事だと思っています。ときにはメディア・リレーションズ、ときには社内外のメッセージの統一など、フェーズによってもやることは変わってきます。会社の経営に役に立つにはどうしたらいいのか、を本質としてこれからも追求していけたらいなと思っています。また実態としての取り組みが大事なのはもちろんですが、それをいかに伝わりやすく開示していくのかという観点もよりブラッシュアップしていきたいです。

久保:まさに広報は、変幻自在に変化していけるということですね。

黄瀬:そうですね。あと、これまでやってきたことが一見違うことのように思えても、それらは実はミルフィーユのように重なっていて無駄にならない経験になっていくのだと感じます。

久保:“ミルフィーユ広報”いいですね。重なっていくことでより美味しく、伝わりやすくなりそうです。最後にPRパーソンへのメッセージはありますか?

黄瀬:私自身、まだまだ経験も浅くこれから習得していくことも多いと思っています。業界や年齢は違えど、同じような課題を持っている方もいると思うので、ぜひ一緒にブラッシュアップしていければと思います。

また、今編集している「C・Dラボ」というライフワークスのオウンドメディアがありまして、キャリアを考えるヒントになる記事を載せているので、キャリアに迷っていたり、チームのメンバーのモチベーションをあげていきたいときにぜひ読んでみてほしいです!

▶︎C・Dラボ
https://www.lifeworks.co.jp/cdlabo/column/

航:今日のお話を聞いて、黄瀬さん自身がPRパーソンとして、まさにプロティアン・キャリアの実践者だなと強く感じました。

久保:これからもプロティアン・キャリアを実践しながら、どのようなキャリアを歩んでいくのか当社一同楽しみにしております。本日は貴重なお話をありがとうございました!

関連情報

■ライフワークスHP
https://www.lifeworks.co.jp/

■黄瀬さんのtalentbookストーリー
https://www.talent-book.jp/lifeworks/stories/49055

■黄瀬さんSNSアカウント
LinkedIn
https://www.linkedin.com/in/marikinose/

Twitter
https://twitter.com/RussiaRikugame

パーソナリティーのご紹介

大堀 航

株式会社PR Table 取締役 / Founder

大手総合PR会社のオズマピーアールを経て、国内最大のオンライン英会話サービスを運営するレアジョブに入社。PRチームを立ち上げ、2014年6月に東証マザーズ上場に貢献。2014年12月、PR Tableを創業。

ストーリー:PRにこだわる理由は、働く人が笑顔になるきっかけをつくりたいから

久保 圭太

株式会社PR Table / PR室マネージャー /Evangelist

北海道札幌出身。二児の父。 PRSJ認定PRプランナー。 ITベンチャー企業にて広告企画営業、人事戦略、PRの責任者を経て、2018年よりPR Tableに参画。 カンファレンス企画や自社オウンドメディア運営を統括し、Public Relationsの探究活動を行う。その後、PRコンサルタントとして顧客向けのオウンドコンテンツ企画・活用支援に従事。2020年よりCS組織の立ち上げを経て現職。

ストーリー:はじめて感情がグルグルした仕事がPRだった。だから僕はこの会社の一員になった