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あみものがたり -PRコラム集【vol.2】

INDEX

※本コラムは、毎週お客様向けにお送りしているニュースレター「talentbook Magazine」にて掲載しているPR/Evangelist クボケイタによるコラムを抜粋し、再編集したものです。

Public Relations(パブリック・リレーションズ)の本質は、ステークホルダーとの良好な関係性を構築していくこと。従業員やお客様、株主、地域社会と手を取り合って、重なり合いながら新しいプロジェクトが生まれたり、応援されるような関係性を築いていく。いわば”関係性を編むしごと”と言えるのではないでしょうか。そんな風に糸を紡いでいくような日々の戯言を綴ります。


今求められる”PRしぐさ”とは

先週から関東にも「まん延防止等重点措置」が出され、全国にもその波はさらに拡がってきています。国からさまざまな要請や行動制限がされていく中で、企業や個人それぞれが判断を問われる毎日だと感じています。そんなとき重要になってくるのが情報開示です。

先日、国からの方針が発表されたその日、サカナクションのボーカリストである山口一郎さんが即座にインスタライブで今後のコンサートについての方針と考えを発表していました。

開催することを決めた背景と理由を自分の言葉で説明したあと「僕らはこう考えるけど、どうするかは自分で考えて決めて欲しい。そしてそれぞれの判断を尊重しよう。」と述べました。まさに全方位に対しての「配慮」を兼ね備えたPRパーソンとしての「誠実さ」ををそこに感じたのです。

「何を伝えるか」と「どう伝えるか」の両方を意識しないと誤解を招いたり炎上したりする時代に、そうした”PRしぐさ”をうまく使いこなせる企業や個人はこれからさらに重宝される時代になっていくのでしょう。

皆さまが健康な日々を過ごせることを祈っています。

(2022.1.24 編集後記より)

関係性を編むしごと

組織の役割を定義する上でたとえば、営業はお客様、人事は社員や採用候補者、などそれぞれ役割にとって向き合うステークホルダーがいると思います。では広報担当が向き合うステークホルダーはどこになるでしょうか。

たとえば、メディアリレーションズにおいて媒体社やマスコミの記者もそのひとつですし、企業価値を高めるコーポレートコミュニケーションにおいて株主・投資家との関係構築も重要です。もちろん、インターナルコミュニケーションにおいては社員もたいせつなステークホルダーですよね。

ただし、広報は複数のステークホルダーと向き合うだけでなく、そこで得た情報やアイデア、人脈を紡ぎ合わせていくことで「&を増やしていく」役割であるべきだと思っています。ステークホルダー同士が手を取り合って、重なり合いながら新しいプロジェクトが生まれたり、応援されるような関係性を築いていくイメージです。いわば”関係性を編むしごと”と言えるのではないでしょうか。

各役割が向き合うステークホルダーとのリレーションシップマネジメントを行うことで、より業務を円滑にしたり、KPIの達成に間接的に寄与していくことが出来るチカラがPRにはあるのです。おっと、この辺りを深堀りしていくと終わらなくなってしまいますので本日はこれくらいにしておきますね。

ほころびを見つけたときこそ、丁寧に編んでいきたいものです。

(2022.1.31 編集後記より)

広告とセレンディピティ

「広告」と「広報」はよく手段として比較されることがあるが、言わずもがなどちらも重要である。たとえば恋愛にたとえると、”自ら相手に興味を持ってもらえるようにアプローチする”のが広告で、”第三者を通じて自分のことを紹介してもらったり、そもそも自分自身や内面を磨いていく行為”が広報・PRだと思う。

しかし、好きな人ともっと近づきたいと思ったときに、どんな食べ物、映画、音楽が好きなのか知ったうえで会話しようと努力するのは良いことだが、相手の行く先々に現れて、突然話しかけられたらそれは”度を超えたストーカー”になってしまう。とはいえ控えめすぎて何もしなかったらただの”押しの弱い草食男子”になってしまう。押し引きが難しくタイミングが重要なのは、広告も恋愛も同じなのかもしれない。

前職でウェブ広告業界に長らく身を置いていたが、僕は広告に大切なのは”偶然性(セレンディピティ)”と”タイミング”だと常々思っている。

「あのとき偶然読んだ記事がきっかけで、入社を決めました。」そんな事例をtalentbookを通じてたくさん生み出していきたいですね。

今これを読んでくれていることも、セレンディピティのひとつかもしれません。

(2021.2.7 編集後記より)

ふつうの会社、いい会社。

「ふつうの会社ならこうだよね」「いい会社に入りなさい」

一度はどこかで聞いたことあるようなセリフだが、僕は学生時代にこの言葉を耳にするたびいつも、とてつもなく違和感を感じていた。

ふつうの会社ってなんだろう?いい会社ってなんだろう?

人気就職ランキング上位の会社?働きがいランキング上位の会社?CMが流れていて親でも知ってる会社?業績が右肩上がりで急成長している会社?

答えは、「どれも正解」だと思う。なぜなら、このコトバの前には、本来あるコトバが隠されているんじゃないかと思うからだ。

「(自分にとって)いい会社」

これは恋愛や結婚におけるパートナー探しにおいても一緒だと思っていて、誰もがうらやむような美しい女性やかっこいい男性がいたとしても「(自分にとって)いい相手」を見つけられるかどうかのほうが大事だと心から思う。

自分にとってベストな相手というのはパートナーにしても会社にしても人それぞれ異なる。だから入社面接や会社の見極めはすごく重要なことで、自分をよく知らなければならないし、会社のこともよく知らなければならない。 そして、その努力義務は双方にあると思う。

talentbookのストーリーを通じて、ひとりでも多くの学生や社会人が「自分にとっていい会社」を見つけるきっかけになれたらそんな嬉しいことはありません。

自分にとっていい相手が見つからなけば会社は「作る」こともできるのが面白いところです。

(2022.2.14 編集後記より)

なかなおり

先週もたくさんの方々とPRの話をすることが出来た。特に印象に残ったのは、ゆめみ福太郎さんが「聴くPRTALK」で教えてくれた「PRの絵本」を出した井之上PR会長のお話。そのタイトルは「なかなおり」である。お子さんがいる方はぜひいっしょに読んでみてほしい。

社会の人々と協力して、生きるための基礎力をはぐくむ「倫理観(相手をおもいやる)」「双方向性コミュニケーション(お互い話し合う)」「自己修正(間違っていたらなおす)」。この3つを楽しく絵本で学ぶことができる。

大学などで教鞭をとる井之上喬会長は、本当にPRの概念をインストールするなら5歳までに教える必要がある、と気づいたそうだ。

皮肉にも今も世界では争いが続いていて「なかなおり」する気配はない。それはまるで子どもたちが強がったり縄張り争いをしているときと変わらないように思える。

そんなとき「PR」にできることはなんだろう。無力に思えるかもしれないが、まだまだ「PR」にできることはあるはず。

そんな風に思考を深めるきっかけをくれた福太郎さんとのPRのお話でした。

ラジオへのお便りも、お待ちしてますね。

(2022.2.28 編集後記より)

卒業

NTTドコモが2026年3月にiモードとFOMAのサービスを終了するにあたり「iモード卒業公演」という動画が公開され、とてもグッときたので、なぜそう感じたのか考えてみた。

動画内ではiモードと一緒に歩んできたさまざまなシーンの回想が展開されるが、実際には観ている私たち一人ひとりの記憶を掘り起こし、懐かしさを感じてしまうフックがたくさん用意されている。また、トラックメーカーのSTUTSさんが作った卒業曲の定番「仰げば尊し」の着メロアレンジも、懐かしさと新しさを融合させた独特の後味を残してくれる。

そして「卒業」という言葉には別れの切なさもあれば、旅立ちの希望も感じられる。つまり、物語はまだこれからも続いていく、という時間軸がそこにはあり、私たちは動画を通じて自然とドコモと一緒に歩んできた物語の主人公となっていることに気づく。違う場所、違う時間を過ごしてきたはずなのに「共体験」をしているように感じるのだ。

自分達が伝えたいことを伝えるだけでなく、社会を巻き込み、生活者を主人公にして、これからの未来を想像させる。まさに”ナラティブ”な構造がしっかり設計されているんですね。

世界中の「卒業式」が、無事開催されますように。

(2022.3.7 編集後記より)

PR Table PR/Evangelist クボケイタ