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あみものがたり -PRコラム集【vol.3】

INDEX

※本コラムは、毎週お客様向けにお送りしているニュースレター「talentbook Magazine」にて掲載しているPR/Evangelist クボケイタによるコラムを抜粋し、再編集したものです。

Public Relations(パブリック・リレーションズ)の本質は、ステークホルダーとの良好な関係性を構築していくこと。従業員やお客様、株主、地域社会と手を取り合って、重なり合いながら新しいプロジェクトが生まれたり、応援されるような関係性を築いていく。いわば”関係性を編むしごと”と言えるのではないでしょうか。そんな風に糸を紡いでいくような日々の戯言を綴ります。


好奇心は守るもの

本日は、ワンキャリア寺口さんとPRの話をして印象に残ったフレーズについて。

スタートアップであれトラディショナルな会社であれ、業種業界問わずPRパーソンが必ず持っていなければならないのは「他者への想像力」だよねという話をした。

それは広報・PRに限らず、コミュニケーションに関わる仕事、クリエイティブに関わる仕事、いや人との関係性で成り立っているのが仕事とするならば全ビジネスパーソンのマストハブなのかもしれない。

ではどうしたら「他者への想像力」を持てるかというと、「相手への興味や関心」がないといけない。そして、関心や興味を持つためには、「好奇心」がないといけない。

誰しもが子供の頃は見るもの体験するものすべてが新鮮で、あらゆることに興味を持って接していたはず。だけど大人になるにつれてなぜか「好奇心」を失っていく。つまり、好奇心は育てていくとか伸ばしていくものじゃなく「守るもの」なのである。そう考えると、育つ環境や付き合う友人、そして周囲の大人たちの接し方がいかに重要なことか気づいてハッとした。

こどもの好奇心を守ることが、親の唯一の役目なのかもしれませんね。

(2022.3.16 編集後記より)

▶︎ワンキャリア寺口さんとの「聴くPR TALK」はこちら

「働く人」のレシピをつくろう

新しくなった、talentbookメディア。もう見ていただけましたでしょうか?
コンセプトは『自分に合った「働く人」のストーリーに出会えるメディア』。

talentbookをわかりやすく例えるならば、レシピ投稿型メディアのようなものだ。あるテーマやキーワードに沿ったオリジナルレシピが毎日公開されて、そこにたどり着いた読者が知ることができる。ただし私たちは、勝手に投稿してくださいね、ではなく、そもそも料理のノウハウ自体を提供したり、使いたい具材や食材、ジャンルを選ぶとレシピの型が手に入るプログラムを提供している。

そして作られたレシピがもっとよくなるように全てのレシピに目を通し、世界にひとつだけのレシピとして公開し、それがもっと世の中に広がるよう他のメディアに届けたりもしている。

今の時代、良いものは独り占めせずにオープンにすることで循環し、より良い世の中になっていくという考え方がスタンダードだ。美味しい料理のつくり方もそうだし、いい会社やいいカルチャーのつくり方、働き方やタレントの想いだって、もっともっと世の中に広がっていってほしい。

そしてそれが、届くべき人に届いて素敵な出会いのきっかけとなり、笑顔で働く人が増えてほしい。そんな想いが、今回のメディアリニューアルには込められている。

働く人のためになるレシピを、どんどん投稿してほしい。
そしたら、美味しく食べてくれる人ときっと出会えるはず。

(2022.3.23 編集後記より)

ゆるいつながり

先日、一緒に働いてきた仲間が次のステップを目指し旅立った。長い社会人人生でこれまで何十人と見送ってきたが、いつだって別れは寂しいもの。そして今回はじめて、今後のキャリアでも活用できるよう最終出社日にtalentbookで卒業ストーリーを公開した。個人が書く退職エントリーではなく、会社が公式に贈る卒業ストーリーがスタンダードになったら、企業と個の関係性は少しずつ変わっていくのではないだろうか。

「社員が退職したあとのストーリーをどうするか問題」というのはこれまでも各企業によってスタンスが分かれていたが、「こんな想いでこんな風に働いていたんですよ」という職務経歴書に残らない足跡を残しておくことは、会社にとっても個人にとってもプラスに働くはず。そうした関係性を在籍中から築いていけるように企業と個の双方が努力していくことが大事なのかもしれない。

また先週は、1年半前まで一緒に働いていた社員とオンラインでトークをしてラジオにも出演してもらった。「PR」というキーワードで繋がり続けられる関係性。これからも、そうした”ゆるいつながり”を増やして繋がり続けていきたいと心から思った。

”Employee Relations”を時間軸で捉え、入社する前、入社したあと、そして退社したあとまで考えてこそ”真の採用広報”なのかもしれないですね。

桜を見て思い浮かべるのは、別れと出会いどちらですか?

(2021.3.29 編集後記より)

スタートアップに入社するということ

わが社にも4月から新卒が1名入社してくれた。数ある会社の中で、そして一生に一度しかない新卒というタイミングでPR Tableでキャリアをスタートする決断をしてくれて本当にありがとう。

今年はスタートアップ新卒合同入社式というソーシャルイベントにも参画し、様々なスタートアップ企業の新卒たちと一緒に濃い社会人1日目を過ごしてもらった。

スタートアップにおいては、新卒メンバーが採用されることが一般的には少なく、いわゆる「新卒同期」のコミュニティが形成されにくいという課題を補う素敵な取り組みだ。今の時代、SNSを通じて社外との繋がりも維持しやすく、情報も得やすいので、こうしたきっかけさえあれば社外の同期と一緒に切磋琢磨できる。企業の垣根を超えて業界を盛り上げていける良い仲間が見つかったらいいなと思う。

そもそも会社として新卒に提供できることってなんだろう?

“成長、仲間、お金、やりがい?”

スタートアップに限らず、1社で全てが満ち足りているわけではないからこそ、社会との関係性を通じてこれらを満たしていけるよう努力し、今ここでしか経験できないストーリーを一緒に紡いであげることが大切なのかもしれません。

皆さまの会社の新卒たちが、良い社会人生活を送れますように。

(2022.4.4 編集後記より)

右手に浪漫、左手に算盤

浪漫(ロマン)と算盤(ソロバン)。先日、YOUTRUSTのおがしょうさんとPRの話をして出てきたこのフレーズが妙に頭に残っている。どうやら椎名林檎と宇多田ヒカルのデュエットソングではなく、おがしょうさんの古巣リクルートでよく使われている言葉のようである。

夢やビジョンも大事だけど、その実現のためには具体的に落とし込まれた計画と行動プランがないといけない。緻密さと熱量を兼ね備えたPR活動を実践するおがしょうさんは、まさにそれを地で体現している人だなと感じた。

このコトバの元になっている「論語と算盤」は、2024年から新一万円札の顔となる現代資本主義の父、渋沢栄一の著書である。ひとことでいうと「道義を伴った利益を追求せよ」ということを言っているのだが、渋沢栄一は100年も前に、持続可能な企業や社会のあり方に気づいていたのだ。

右手に浪漫、左手に算盤。心に論語。

これら3つがこれからの時代は求められるのかもしれません。

(2022.4.11 編集後記より)

▶︎YOUTRUSTおがしょうさんとの「聴くPR TALK」はこちら

PR Table PR/Evangelist クボケイタ