取り組みフェーズ別!採用広報コンテンツの違いとは?
採用市場が大きく変化する中で、「採用広報」に注目が集まっています。しかし一口に採用広報といっても様々な施策があり、一体何をするのが良いか迷われる方も多いのではないでしょうか。 今回は「採用広報に取り組みたいが、どこから着手すればよいのか分からない」という方に向け、採用広報の取り組み状況に応じた発信すべきコンテンツ内容についてご紹介いたします。
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こんにちは。PR Tableの杉本です。
新卒採用の早期化や新型コロナウィルスによる採用活動のオンライン化により、採用市場が大きく変化する中で、「採用広報」に注目が集まっています。しかし一口に採用広報といっても様々な施策があり、一体何をするのが良いか迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は「採用広報に取り組みたいが、どこから着手すればよいのか分からない」という方に向け、採用広報の取り組み状況に応じた発信すべきコンテンツ内容についてご紹介いたします。
①立ち上げ期:候補者へ必ず伝えるべき内容を発信する
まずは、採用広報に着手して間もない「立ち上げ期」のコンテンツについてです。これらの企業が第一に行うべきことは、すでに情報発信できている項目/できていない項目を整理することです。
自社に興味を持った採用候補者が情報収集をする際に、必要最低限の情報が満足に得られる状態を理想として、どの情報が不足しているのか精査をしてみてください。
また、面談時に採用候補者・採用担当の両者が話しやすくなる情報という視点で下記を盛り込んだコンテンツもおすすめです。
・スカウトメールなど文面で説明しづらいが、候補者にぜひ伝えたい情報
・カジュアル面談等で繰り返し伝えている情報
・面接前に事前に候補者に理解してほしい情報
・代表の顔が見える記事やインタビュー、現在の組織図、自社技術の紹介など、面談時に話しやすくなる情報
そしてこれらの情報を採用担当がコントロールできるメディアで、制作から3週間以内にリリースできるボリューム・難易度で発信していきましょう。
立ち上げ期のコンテンツで最も重要な点は、継続的に発信する必要がないということです。採用広報の開始に伴ってメディアを立ち上げる必要もありません。この時期については発信されていない情報の穴を埋めていくだけでも短期での効果が見込めますので、このような進め方で発信していくことがコツとなります。
また採用広報の施策として、ブランディングに絡めたコンテンツ発信から始める方もいらっしゃいますが、まず目下の採用活動に効果的な情報から優先的に発信していくことがおすすめです。
②継続期:候補者が聞きたい内容を拡充しつづける
立ち上げ期の目的、必要最低限の情報を十分に発信することができたら、次は「継続期」へと移ります。その名の通り、継続を前提として情報を発信するフェーズです。
まずは、自社で採用したいペルソナ像を緻密に設計し解像度を上げていきましょう。採用候補者がどのような情報を求めているのか、知りたい情報は何かを明確にし、それらの情報を拡充していくのが「継続期」です。自社の認知拡大にも効果的で、将来の採用拡大フェーズにも耐えうる体制を構築できるメリットもあります。
具体例として、エンジニア採用であればテックブログでの自社技術や仕事内容などの情報発信などが挙げられるでしょう。立ち上げ期と異なり、これらの情報発信はコンテンツ内容に応じた現場部署と協業することが必要不可欠です。
しかしながら、採用担当のみで完結できた立ち上げ期とは異なり、継続期は中長期の施策、かつ他業務を抱えた関係者も増えることから「現場部署が思うように協力してくれない」など、実際に動き出してからこその課題も出てくるかと思います。
そこで是非おすすめしたいのが、採用候補者へのヒアリングと現場部署へのフィードバックです。
採用広報は、情報を届けたいターゲットと直接接点を取れることが大きなポイントです。実際に「ターゲットである採用候補者に読まれているのか」「伝えたい情報が伝わっているのか」を実際にカジュアル面談や面接の場で採用候補者にヒアリングし、情報発信を協業している他部署にフィードバックするやり方で進めていくのが効果的です。
また、この立ち上げ期においては発信頻度やPV数をKPIとして設定される企業様もいらっしゃいますが、施策の評価は数値のみならずとも、きちんとその情報を発信する目的である「採用候補者が知りたい情報が届けられているか?」を第一の目標に考えることをおすすめします。
この目標達成の判断としても前述の採用候補者へのヒアリングは重要となりますし、モチベーション維持や次回施策の参考にもなりますので、是非実践してみてください。
まとめ
◆立ち上げ期
採用担当が主体となり、まずは候補者へ必ず伝えたい情報を発信する。候補者が情報収集をする際に、満足に伝わってほしい情報が届く状態を理想形とする。◆継続期
他部署とも協業しながら、候補者が聞きたい情報を発信する。定量データにこだわらず、実際のターゲットからヒアリングをして、次回コンテンツ内容やモチベーションとしても活かす。
取り組みフェーズごとの採用広報コンテンツの違いについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?今一度自社の状況を整理しながら、取り組みレベルに合った施策に取り組むことで成果へと繋げていただければ幸いです。
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