2022.3.28
事業内容
従業員数
インターネットサービスを主とした開発・制作・コンサルティングの内製化支援、デザイン・イネーブルメント支援、モバイルアプリ開発(iOS、Android、Flutter)、デジタルメディアコンテンツ運用
393名(正社員のみ) ※2024年4月現在
事業内容
ITサービス事業、社会インフラ事業
従業員数
単独22,036名(2023年3月末現在)連結118,527名(2023年3月末現在)
導入目的
求めるITエンジニアなどの採用候補者も含めたステークホルダーに、社員一人ひとりの想いやキャリアを伝える企業ブランディングの強化
実施施策
戦略策定、記事制作、活用、分析
主管部署・担当
メディアディレクター 大塚 聖夏氏
課題
導入の決め手
成果
※所属・職位、内容は、記事公開時/2022年3月
400社以上のクライアントと共に、モバイルを中心に約6000万MAU(Monthly Active User)に上る大規模なインターネットサービスを展開してきた株式会社ゆめみ。
2019年6月より、社員一人ひとりの想いやキャリアを発信する企業ブランディングを目的にtalentbookを導入し、多種多様な「社員の魅力」を発信しています。メディアディレクターの大塚 聖夏氏に、talentbook導入のきっかけや効果などについてお話を伺いました。
── talentbook導入時の課題を教えてください。
大塚さん:導入した2019年当時、社員一人ひとりを紹介できる情報発信の体制を構築したいと考えていました。
2019年以前より、採用広報や社内広報の一環として「社員の経歴や考え方を紹介する記事」を制作し、コーポレートサイトで公開していました。しかし、記事を継続的に制作するリソースが限られており、社内にコンテンツ制作に強みを持つメンバーが少なかったことが課題となっていました。このため、定期的な情報発信が十分に行えない状況でした。
──talentbookをお選びいただいた決め手はどんな点だったのでしょうか?
大塚さん:社員の記事を制作するためにはインタビューの実施が不可欠ですが、インタビューの進め方や質の高い記事制作に注力したいと考え、talentbookの導入が選択肢として生まれました。
talentbookでは、リソースが不足している場合にはプロのインタビュアーやライターに制作を依頼することが可能です。また、社内で制作を行う際にも、企画段階からコンサルティングのサポートを受けられる点が魅力でした。これにより、コーポレートサイトで地道に更新を続けるよりも、効果的な広報活動が実現できると考えました。
さらに、talentbookは大手企業の活用事例が豊富で、日本を代表する企業が信頼して使用しているプラットフォームである点も、安心感につながりました。
── talentbookではどのような情報発信をされていますか?
大塚さん:会社の魅力を伝えるためには、まず社員の魅力を発信することが重要だと考え、社員それぞれのキャリアや仕事への向き合い方に焦点を当てたストーリー記事を掲載しています。記事では、「社員の顔」が見えるような内容を意識し、一人ひとりの人柄や働き方が伝わることを大切にしています。
具体的には、営業やプロジェクトマネージャー(PM)としてフロントで活躍する複数名のグループインタビューでは仕事の進め方やチームの関係性が伝わるよう工夫しました。
また、新卒採用に注力している方針に沿い、採用候補者の方が実際に顔を合わせる機会のある中堅メンバーの記事を制作し、新卒採用時のオンボーディングに活用できるようにしています。
誰が働いているのか分からない会社は、採用候補者の方やお客様に不透明な印象を与えてしまう可能性があります。そのため、当社に関心を持ってくださるすべての方との関係を構築するために、社員の存在を積極的に発信し続けています。
──採用の場面ではどのようにtalentbookを活用されていますか?
大塚さん:当社の採用サイトでは、「メンバーインタビュー」という項目を設け、talentbookの記事を埋め込んでいます。訪問者が「もっと詳しい情報を知りたい」と思ったときに、記事へスムーズに遷移できる導線を構築しています。
さらに、求人票内のジョブディスクリプションにも記事URLを掲載しています。たとえば、プロジェクトマネージャー(PM)の求人票には、PMに関する記事URLを複数貼り付けています。これにより、候補者の方に具体的な業務内容や働き方への理解を深めていただけるようにしています。
──talentbookをご活用いただく中で、変化したことがあれば教えてください。
大塚さん:社員に関する良質な記事を継続的に発信できるようになったことが、最も大きな変化だと感じています。
当社には専属ライターがいないため、「何を訴求すべきか」に迷ってしまうこともありました。talentbookでは、記事の方向性を定め、その軸に沿ったストーリーを描いていく制作支援をいただける点が非常にありがたいです。表現が難しいですが、人の心に残る、いわゆる“エモい”コンテンツが制作できているのかなと思います。
──制作したコンテンツにはどのような反応がありましたか?
大塚さん:記事に登場した社員からは喜びの声を多く聞いています。取材は自身の人生やキャリアを棚卸しする機会にも繋がり、これまでの歩みが形として残ること自体を喜びとして捉える社員も多く、社内にポジティブな影響が広がっています。
また、他部署で働く社員を知ることができるため、記事が部署を越えたコミュニケーションのきっかけにもなっており、talentbookはリモートワークが中心の当社において、社内の交流を促進するツールとしても役立っています。
社内で記事の更新を知らせると、「読んだよ!」といったコメントが一定数寄せられることから、社員たちも楽しみにしている様子が伝わってきます。
──talentbookのどのようなところに魅力を感じていただけていますか?
大塚さん:導入当初は、自分たちで記事を書いて内製化を進めたいと考えていました。しかし、制作支援を活用することで、記事のクオリティを高い水準で保ちながら、リソースの負担を軽減できる点に非常に助けられています。
また、talentbookのCMS機能も非常に使いやすいと感じています。たとえば、パラメータの付与が簡単にできるため、チャネルごとのPV数や滞在時間を分析しやすい点は特に便利です。さらに、直感的に操作できるUIは利便性が高く、スムーズな運用ができています。
──最後に、今後の広報活動の展望を教えてください。
大塚さん:引き続き、新卒採用に注力していきたいと考えているので、採用活動の足がかりとなる記事を積極的に掲載していきたいです。これまでは社員のストーリー記事を中心に発信してきましたが、今後はコンテンツのバリエーションをさらに広げたいと思っています。
また、採用施策とtalentbookを連携させることで、活用の幅をさらに広げ、効果的な情報発信をめざしていきたいと考えています。