
2025.11.10
事業内容
従業員数
ディスプレイ業(商業施設、文化施設、イベント等の企画・設計・施工・運営)
連結:910名 単体:877名(2024年12月末時点)
事業内容
ITサービス事業、社会インフラ事業
従業員数
単独22,036名(2023年3月末現在)連結118,527名(2023年3月末現在)
導入目的
「一気通貫の働き方」という独自の魅力の解像度を上げ、採用ミスマッチを解消する
実施施策
戦略策定、コンテンツ制作支援、活用、分析
主管部署・担当
課題
「一貫した業務」に携わることができるキャリアの魅力が、候補者に十分に伝わっていなかった
候補者が抱くイメージと実態に乖離があり、採用のミスマッチが課題となっていた
自社の魅力を直接伝えきれず、採用活動の多くがエージェント頼りになっていた
導入の決め手
社員のリアルな姿や想いをいきいきと伝えられる媒体だと感じたこと
プロの取材とライティングによる、質の高いコンテンツ制作への期待
リソースが限られる中、企画から任せられる制作支援サービスがあったこと
候補者の企業理解が深まり、選考時の質問の質が向上
直接応募による採用数が前年の約1.5倍に増加
採用活動の質的向上に加え、社員のエンゲージメント向上にも貢献
商業施設や専門店、飲食店など多様な空間づくりを手がける株式会社スペース。同社は、採用ミスマッチの解消を目的にtalentbookを導入し、プロが取材・執筆を代行するオプションの『制作支援サービス』を活用しています。今回は、経営管理本部 人事部 部長 林 里紗氏、チーフの松本 拓也氏にtalentbookでのコンテンツ発信が採用活動に与えた好影響について詳しく伺いました。

(左から)松本 拓也氏、林 里紗氏
──はじめに、talentbook導入前に抱えていた採用課題についてお聞かせください。
松本さん: 当社の最大の強みは、営業から設計、施工管理まで一貫して携われる業務スタイルです。ディスプレイ業界の企業の多くが分業制をとるなかで、大きな特徴となっています。しかし、自社制作の発信では、この独自の働き方のリアルな魅力を候補者に伝える精度に限界を感じていました。
林さん: たとえば2022年頃から採用サイトをリニューアルし、社員紹介コンテンツに注力してきました。同時にサイトの分析を進める中で、コンテンツ自体は多くの方に読まれており、候補者が情報を求めている手応えは感じていました。ただ、そこで伝えられるのは社員個人の魅力が中心でした。ミスマッチを防ぐには、「働き方」や「案件に向き合う姿勢」を深掘りする必要があり、新たな一手が必要だと考えていました。
──数あるサービスの中で、talentbookを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
松本さん:複数のサービスを比較検討する中で、talentbookは「人」を起点にストーリーとして発信できる点が魅力的だと感じました。サイト分析でも社員紹介の記事が多くの方に読まれており、私自身も一社員として「当社の魅力はやっぱり人だな」と感じていました。だからこそ、社員一人ひとりの想いや仕事への姿勢といった「人の魅力」を最も効果的に伝えられるtalentbookを選びました。また、プロが取材から執筆まで代行してくれる『制作支援サービス』がある点も大きな決め手でしたね。自社内にコンテンツ制作の専門人材がいるわけではなく、リソースにも限りがある中で、talentbookであれば質の高いコンテンツを継続的に発信できると確信しました。

──実際にtalentbookや「制作支援サービス」をご利用になっていかがでしたか?
松本さん: シンプルにアウトプットの質が格段に高いと感じています。限られた工数の中で、あれだけの情報量と質を両立した記事を自社で制作するのは困難です。社員の想いや仕事のリアルなど、私たちが伝えたいことは山ほどあります。そのため、どうしても記事の情報量が多くなってしまうのですが、その膨大な情報を、読者を惹きつける一つのストーリーとして丁寧にまとめてくださる点は、まさにプロの仕事だと感じます。
林さん: talentbookの制作支援は、取材の質問項目なども含めてノウハウが体系化されており、非常に進めやすいです。記事を掲載する社員の選定は計画的に進めており、インタビューから公開まではおよそ2カ月で進行しています。制作支援があるからこそ、このスケジュールもスムーズに管理できています。
──制作プロセスを通じて、自社の魅力について新たな発見はありましたか?
松本さん: 私たち人事担当は設計や施工の現場を直接経験しているわけではないので、取材に同席することで、毎回多くの発見があります。仕事のおもしろさはもちろん、「ここでつまずいていたのか」「〇年目頃で一貫した業務の手応えを感じ始めたのか」といったリアルな体験談に触れることができる。普段の会話では決して聞けないような深い話を聞けるのは、とてもおもしろいですね。
林さん: 本当にそうですね。同席することで社員のキャラクターや人間性もより深く知ることができますし、そこで得た気づきは、そのまま採用活動での候補者との対話にも活きています。
──作成した記事は、どのように活用されていますか?
林さん: 新卒採用では、当社のLINE公式アカウントで新着記事を配信しています。「当社のことを知りたい方は、まず友達登録を」と案内しているので、当社に興味のある学生が集まっています。
松本さん: 新しい記事を配信した日は、アナリティクスの閲覧数が目に見えて伸びるので、非常に効果的だと感じています。潜在層も含めた幅広い候補者に情報を届けられるのが強みですね。
──中途採用ではエージェントにストーリーを共有されていると伺いましたが、どのような効果を感じられていますか?
松本さん: エージェントの方には、たとえば「ゼネコン出身の社員」の記事を、同じ経歴を持つ候補者の方にピンポイントで読んでいただく、といった効果的な使い方で、候補者の意欲醸成につなげていただいています。
また、エージェントの方々にとっても、私たちのビジネスや働き方の詳細をいつでも確認できる資料として役立っているようです。設計や施工管理の詳しい仕事内容などは、実際に働く社員の記事を読んでもらった方が伝わりやすく、「勉強になる」とコメントしてくださる方もいます。

──talentbookのコンテンツは、候補者の反応にどのような変化をもたらしましたか?
林さん: 新卒採用において、学生からの質問の質が明らかに変わりました。多くの学生が記事を読み込んだうえで選考に臨んでくれるようになった今では、より具体的で、本質を突くような質問が増えています。たとえば、以前は「一貫した業務と聞きましたが、その中でも分業されているのですか?」「デザインの仕事をやっていきたいのですが、できますか?」といった質問がよくありました。私たちは説明会で一貫した業務をお話ししているつもりでも、そのリアルな姿が伝わりきっていなかったのだと思います。
talentbookの記事を通じて社員が本当にお客さまとの打ち合わせから設計、施工管理まで携わっている姿を具体的に知ることで、学生の中で解像度が上がり、こうした質問はかなり減りました。入社後のギャップを未然に防ぐ上で、大きな効果を感じています。
──定量的な成果についてはいかがでしょうか?
松本さん: 中途採用では、直接応募による採用数が伸びており、今年は昨年の約1.5倍になりました。また、数年前まで大部分を占めていたエージェント経由の採用比率も、今年は低下しています。もちろんさまざまな施策の結果ではありますが、talentbookによる情報発信が、この変化の大きな一翼を担っていることは間違いありません。
──リアルな情報を伝えることが、入社意欲の向上にもつながっていると感じますか?
松本さん: はい。私たちは、あえてキラキラした部分だけでなく、仕事の泥臭さや大変さも記事で伝えるようにしています。時には「たとえ休日であっても、手掛けている現場が動いている間は可能な限り対応したい」「“24時間クリエイティブ”できる人が、真のデザイナーと言える」といった他社ではなかなか触れないであろう文章を入れることもあります。こうしたリアルな情報にも触れたうえで、それでも「スペースで空間づくりに挑戦したい」と共感してくれた、熱量の高い方が選考に進んでくれていると感じます。これは、候補者の入社意欲を後押しし、ミスマッチを防ぐ上で非常に重要だと考えています。

──あらためて、talentbookを導入したことによる最も大きな価値は何だとお考えですか?
松本さん: 業界やその特有の働き方についても、リアルを正確に、そして魅力的に伝えられる媒体であるという点に尽きます。ディスプレイ業界は、まだ一般的な認知度が高いとは言えませんが、talentbookを通じて当社の取り組みを知っていただくことが、結果として業界全体の理解促進にもつながっていると感じています。
林さん: まさにそうですね。talentbookのアナリティクス機能で記事の流入キーワードを確認したところ、当社のコンテンツは「ディスプレイ業界」といった業界関連のワードからの流入が非常に多いことが分かりました。これは、まだ特定の企業名を知らない段階の“業界に興味を持つ潜在層”に、私たちのメッセージがしっかり届いている証拠だと感じています。こうしたデータは、採用広報が着実に成果を上げているという自信につながるとともに、次のコンテンツ企画を考える上でも重要な指針になっています。
──採用に悩まれている方にtalentbookをおすすめするとしたら、どのような点を伝えたいですか?
林さん: やはり、私たちが伝えたいことをプロが的確に言語化し、読者に深く理解される記事にしてくれる点です。正直、あれだけの質と量の文章を自社で定期的に書くとなると、専任の担当者が必要になるでしょう。人事担当者は採用以外に多くの業務を抱えています。talentbookを活用すれば、コンテンツ制作をプロに任せつつ、自分たちは他の業務に集中できる。採用広報に課題を抱えつつも、リソースが限られている企業にはとくにおすすめしたいですね。
──今後、talentbookを活用して挑戦したいことや、採用活動の展望についてお聞かせください。
松本さん: 今後も引き続き、採用のミスマッチを防ぐための企画を行っていきたいと考えています。当社には、一貫した業務がある一方で、デザイナーのような専門職も存在します。新卒で入社した社員の多くは、一貫した業務を経験したうえで専門職に就いており、その分、他社とは少し異なる視点を持っているのが特徴です。今後は、そうした社員同士の対談企画などを通じて、スペースで築ける多様なキャリアパスの魅力を発信していきたいですね。
また、デザインや制作管理といった専門職やシニア層の活躍を紹介する記事も制作し、即戦力人材の採用にもつなげていきたいと考えています。新卒入社でスペースの業務を一貫して経験してきた社員の視点と、他社で培われた経験――その双方が交わることで、より厚みのある組織づくりや発信につながっていくと思います。これからも、長期的な視点でtalentbookを活用しながら、採用活動をさらに進化させていきたいです。
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