2024.12.2
事業内容
従業員数
オフィスソリューション事業、ビジネスソリューション事業、グラフィックコミュニケーション事業
事業内容
ITサービス事業、社会インフラ事業
従業員数
単独22,036名(2023年3月末現在)連結118,527名(2023年3月末現在)
導入目的
実施施策
課題
導入の決め手
2021年に社名を変更した富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(以下、富士フイルムビジネスイノベーション)。IT人材の採用強化の背景から戦略的な情報発信の必要性を感じていました。
2024年4月から採用広報の強化を背景に、talentbookを活用いただいている、人事部 採用育成グループ 濵地 智廉氏に、導入当時の採用課題や決め手、展望についてお話を伺いました。
──talentbook導入時の課題と背景を教えてください。
濵地さん:新卒・中途共通してIT・DX領域において、ソフトウェアエンジニアやシステムエンジニア(以下、SE)といったIT人材の採用を強化していくタイミングだったのですが、そうした人材に向けて効果的に情報発信、採用広報の強化が必要だと感じていました。
当社は2021年に「富士ゼロックス」から「富士フイルムビジネスイノベーション」へ社名を変更しましたが、まだまだ認知が低いと感じていました。また、従来の採用施策も自社の採用ホームページやナビサイト、ダイレクトスカウトを中心に行っており、外部メディアを活用した積極的な情報発信は行えていませんでした。
そこから新たな採用アプローチが必要であると考え、外部メディアの活用を検討開始しました。
── 現在はIT人材の採用に向けた情報発信に取り組んでいらっしゃるとのことですが、どのような記事を制作されていますか?また、活用方法についても教えてください。
濵地さん:専門スキルを高められる環境や将来性、クラウド、組み込みなど幅広い開発分野があることが伝わるような記事制作を心がけています。
具体的には、製造、金融、公共といった多様な業界で活躍するSE社員の紹介や、キャリア採用者の声、女性の活躍事例、充実した教育制度などを網羅的に取り上げ、当社の魅力を発信しています。
まずは、記事の活用として、新卒採用での活用を中心にマイページに掲載したり、新卒向けの母集団にメールとマイページからリンクを共有したりしていますね。
今後は、キャリア採用においても、エージェントと情報共有して活用してもらうことや、ホームページの求人情報と社員インタビュー記事の紐づけも検討しております。ジョブの情報プラス、具体的な働き方のイメージを伝えることで入社後の解像度を高めていきたいと考えています。
── 先日、座談会動画を撮影されておりましたが、動画はどのような目的から製作することになったのでしょうか。
濵地さん:動画での情報収集は今では一般的になってきており、動画だからこそ得られる情報や視覚的・聴覚的に訴求できる効果があると感じていることから製作しようと思いました。まずは、キャリア入社、カムバック入社、プロパー入社と、様々な背景を持つSE職3名の座談会動画を撮影し製作を進めているところです。(2024年12月現在)
完成後は広告配信での活用や、新卒のオウンドメディアでの掲載など、効果的な活用法を検討していきたいと考えています。
── 施策の数値分析も積極的に行われている印象ですが、採用広報をスタートさせたタイミングから意識されていたのでしょうか。
濵地さん:採用広報の効果測定は難しいですが、talentbookのCMSにあるパラメータ機能を使い、施策ごとにパラメータを付与し、どのくらい読まれているのかを細かく追えるようにしています。加えて、アナリティクス機能も活用して、流入経路も確認するようにしています。
費用もかけて行っている施策なので、実行だけで終わらせず、どの施策が効果的だったかを把握することで、次年度の施策検討の材料にしたりPDCAを回していくためにも、数値を追っていくのは重要だと考えていました。
──貴社の採用広報やtalentbook活用の今後の展望について教えてください。
濵地さん: 採用広報は長期的な取り組みであり、すぐに成果が出るものではないと思っています。1年目は、まず自社の武器となるような記事を制作することに重点を置き、充実させている段階です。そのうえで、成果を意識しつつ、持続的に運用できるサイクルを構築していきたいと考えています。
また、今はIT人材の採用に力を入れていますが、将来的には営業職や事務系職種など他の職種についても取り上げ、会社全体を幅広くPRできる媒体へと発展させていくことを目指していきたいです。
──最後に、talentbookに対して期待していることを教えてください。
濵地さん: 採用担当者は、インターンシップやイベント、面談、エージェントとの打ち合わせなど目の前の業務で手一杯になることが多いです。これらは成果がわかりやすいため優先しがちですが、一方で採用広報のように効果が即座には現れにくい活動は後回しになってしまう傾向があります。
そのため、さらに効果測定など、採用業務の中に自然と組み込まれるような仕組みの提案やサポートを期待しています。talentbookが我々にとって欠かせないパートナーとして、これからも寄り添っていただけるとうれしいです。
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