旭化成アミダス株式会社

社員や派遣スタッフから「働く人の誠実さ」を伝えたい。 総合人材会社の、マーケティング・採用に活かす広報活動

旭化成100%出資の総合人材会社として、人材に関するあらゆる課題に、「人材派遣」「人材紹介」「受託」「教育」の4つのソリューションで総合的に応える体制を持ち、旭化成グループや社会を支える事業を展開している旭化成アミダス株式会社。

「人は財産、すべては”人”から」という考えをもつ旭化成グループだからこそ、人を大切にする社風や、社員の誠実さを伝えたいという思いから、2019年にtalentbookを導入。
自社で活躍する社員だけでなく、派遣先で業務に当たるITエンジニアなど、talentbookを通じて多様な社員の魅力や社風を伝えている。

今回は、talentbook導入のきっかけや効果などについて、人材ソリューション事業部の中尾 祐生さんに話を伺った。

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    導入背景

    ・人材派遣スタッフ及び自社の正社員の採用に向けて、キャリアパスや働き方の情報を発信したかった
    ・派遣先で活躍する派遣スタッフの魅力を伝え、顧客企業に対して派遣事業の優位性を示す広報発信がしたかった

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    導入の決め手

    ・人の誠実さを効果的に伝えるコンテンツを工数少なく継続的に制作・発信できる点

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    効果

    ・月1ペースで良質なコンテンツ発信の継続性を担保
    ・ランディングページやHPにtalentbookのコンテンツを埋め込み、内容の拡充につながった
    ・派遣事業のマーケティングの観点で、社員の誠実さがお客様に伝わるようになった

|自社の採用候補者・派遣での就労を希望される方・派遣先企業に、旭化成アミダスの魅力を発信したい


▲インタビューはオンラインで実施。背景には中尾さんのtalentbookストーリーをQRコード化したものを貼っていただいています。
https://www.talent-book.jp/amidas/stories/46842

–talentbookを導入して丸2年になりますね。元々どのような目的でご導入いただいたのでしょうか?

中尾さん:大きく2つの目的があります。人材派遣スタッフ及び弊社の正社員の採用観点で、
派遣スタッフ・正社員一人ひとりのキャリアパスや働き方といった情報を発信したかった、というのが1つ目です。

弊社は人材派遣事業を営んでおり、既に活躍されている派遣スタッフの方のストーリーを中心に発信することで、派遣という就労形態を考えている方に興味を持っていただきやすいと考えました。
そして、その発信は「派遣スタッフとして採用した方をサポートする」弊社勤務の正社員雇用の観点で、採用広報にもなると思いました。

また、派遣スタッフの魅力を伝え、「派遣先企業(顧客企業)に対して派遣事業の優位性」を示す広報発信がしたかったというのが2つ目です。

つまり、自社で働く正社員確保のための採用広報と、派遣スタッフ候補者や派遣先企業への人材派遣事業としての広報施策としてtalentbookを活用しています。

–2019年、導入を決められた当時の課題感はどのような点だったのでしょうか?

中尾さん:「派遣という働き方の実情を発信していきたい」と思っていました。
世の中のイメージとして、「派遣という働き方で、やりがいを持って働けるのかな?」と多少ネガティブに捉えている方も一定数いらっしゃるかと思います。

我々としては、そのネガを払拭すべく、「派遣という働き方のライフスタイルやライフステージに合わせたフレキシブルさ」や、「スタッフと派遣先企業の良好な関係性」などを伝えていきたいと思っており、そのようなコンテンツをつくり発信できるプラットフォームを探していました。

また、弊社の正社員の採用観点でも課題を感じていました。人材サービス業界の数多ある会社の中で、
我々の最大の特徴である「社員の誠実さ」がなかなか採用候補者や社員にも伝わっていないと感じていました。
弊社の社員は、「派遣スタッフや派遣先企業の課題を解決するためにどうすればよいか」を常日頃から考えている誠実な人が多いので、
弊社で働く正社員・派遣スタッフ・派遣先企業のあたたかい関係性を表現したかったのです。

|talentbookでスタッフ一人ひとりの人生に結びついたストーリーを発信

–現在talentbookでどのようなストーリーを発信されているのでしょうか?

中尾さん:派遣スタッフと旭化成アミダス正社員のストーリーの双方を発信しています。
弊社の特徴である「誠実さ」が伝わるような内容にこだわりコンテンツの制作・発信を進めています。

特に派遣スタッフのコンテンツは、「一人ひとりの人生に結びついたストーリーを発信したい」という思いを持って制作しています。
未経験から事務職に転職された方や、ITエンジニアとして活躍している方、ブランクがあり戻ってきた方など、
やりたかった仕事や職種に挑戦できる点が伝わるよう工夫しています。
新規顧客獲得(派遣先の獲得)を目的としたマーケティング・広報活動の観点でもtalentbookを活用されているとお聞きしました。
どのようなお取り組みをされているのでしょうか?

中尾さん:人材派遣事業のマーケティング目的のために、ランディングページ(LP)内で「Customer’s Voice」と題して紐づけ、記事を活用しています。内容としては弊社からの派遣スタッフと、派遣先企業の「関係性」をお伝えするコンテンツを軸に掲載しています。

実際にLPからのクリック数もtalentbookの分析機能を活用することで確認できるのですが、記事の滞在時間も平均で1分40秒ほどあり(2021年12月時点)、お客様に興味を持ってじっくり読んでいただいていることもデータとして確認できています。


▲人材派遣サービスのLP
https://www.amidas.co.jp/job/LP/sp.php

–talentbookストーリーの読み手からの反響について、聞いていることはありますか?

中尾さん:派遣スタッフと派遣先企業が一緒にインタビューに答えてくださった記事は、特に反響がありましたね。
双方共に非常に喜んでくださっています。実際にtalentbookで派遣スタッフと派遣先企業の関係性に関するストーリーを掲載させていただいた企業様からは、「派遣スタッフを受け入れる側としても『派遣社員のキャリア形成も真剣に考えている会社』というブランディングになるので嬉しい」という声を頂いています。

▲直近最もPV数が伸びた、派遣スタッフの小林さんと、派遣先企業である積水ハウス不動産中部株式会社様の関係性を表したtalentbookストーリー
https://www.talent-book.jp/amidas/stories/48061

|社内アンケート回答者全員が「talentbookはインタビューしたタレントを効果的に表現できるコンテンツであると感じる」と回答

–実際にtalentbookをご活用いただく中で、価値を感じている機能はありますか?

中尾さん:取材・執筆・公開までのフローを一気通貫で支援いただけるのは大変助かっています。
弊社では、コンテンツを定期的に制作していきたいものの、社内にインタビューからライティングまでを行える担当がいなかったので、
その工数削減と記事のクオリティを担保できることは非常に価値があると感じています。

また、PR Tableの営業担当、インタビューや執筆を担当いただいているディレクターの皆さんにはいつも助けられています。
記事の公開ペースが落ちてきた時には声を掛けてくださり、常日頃から我々のことを考え抜いた提案も定期的にしてくださっています。
そのおかげでコンテンツの発信を継続的に行えている部分も多いにあると思います。

あとは、先ほども少しお話ししましたが、記事の埋め込み機能(※)も魅力的です。
目的ごとにセグメントを分けて記事を埋め込むことできるため、使い勝手がいいですね。

※サイトからtalentbookのコンテンツに簡単に遷移できるよう、コンテンツを埋め込むことができる機能。タグを挿入することで反映される。


▲企業HPの派遣スタッフの候補者向けのページでのtalentbook掲載例
https://www.amidas.co.jp/job/haken/index.php

–直近で、ストーリーに掲載された方(タレント)にアンケートを取られたそうですね。そちらの結果はいかがだったでしょうか?

中尾さん:2021年11月に、16名のタレントを対象にアンケートを実施しました。
結果として、全員が「talentbookはインタビューしたタレントを効果的に表現できるコンテンツであると感じる」と回答してもらえ、talentbookの有用性についてはご理解いただけたと感じています。
元々、こういった露出が得意ではない方もいらっしゃる中で、全員が有用に感じてもらえたことは嬉しいですね。

最も伝えたい「誠実さ」についても、87.5%が「伝わると感じる」と回答してもらえ、期待以上の結果でした。

|誠実な「人」こそが差別化ポイント。
だからこそ、これからもtalentbookで人の魅力を発信したい

–今後、talentbookを活用しどのような広報活動を行っていきたいですか?

中尾さん:派遣スタッフと派遣先企業のストーリーに手応えを感じているので、引き続き、「共に働く仲間としての関係性」に焦点を当てたコンテンツを発信していきたいです。
派遣スタッフと派遣先企業、そして弊社の担当者を入れた関係性を多角的な視点で描いていくようなコンテンツづくりも計画しています。

また、タレントのモチベーション向上の観点で、インタビュー自体にも価値があると思っています。
作業的になりがちなコンテンツの制作を、楽しみながら自発性を持って取り組む社員を増やしていきたいです。
現場から「この人の記事を作って欲しい!」「私もインタビューを受けたい!」などの声が次々とあがり、自然とコンテンツが増えていくような状況ができたら理想的ですね。

–最後に、中尾さんにとってtalentbookを一言で表すとズバリどんなサービスですか?

中尾さん:「コンテンツ制作の頼もしいパートナー」でしょうか。

talentbookの機能はもちろん、CSの皆さんがいつも優しく寄り添って、弊社の強みを具体化できるコンテンツをつくってくださり、感謝しています。「最善を尽くし、最善のパートナーへ。」が弊社の企業理念ですが、talentbookチームの皆さんがそれを体現されているようで、我々も勉強になっていますね。

また、堅すぎない関係性も良いなと。フランクにお声がけしてくれたと思えば、写真変更など急ぎの対応が必要な場面では迅速にご対応いただき、誠実な方たちだと感じています。

–機能だけでなく、我々PR Table社員のこともお褒めいただきとても嬉しいです。
引き続きtalentbookを通じて広報・PR活動の伴走パートナーとしてご支援させていただきます。貴重なお話をありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。

ー編集後記ー
旭化成アミダス様のtalentbookに掲載されているストーリーを読んで感じるのは、スタッフの方々一人ひとりがパートナーとして誠実に仕事や人に向き合っている姿勢です。なかなか派遣スタッフと派遣先企業が一緒に同じコンテンツに出るというのは、ハードルの高い取り組みのはずです。でもそれが可能になっているのは、やはり旭化成アミダスの皆様や派遣スタッフの皆様が、派遣先企業との信頼を積み上げているからに他ならないと考えています。
そんな「誠実さ」を伝える広報活動の観点で、引き続きtalentbookがお力添えさせていただければと思っております。

インタビュー:株式会社 PR Table 池野

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