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2022年に増えた採用広報の手法とは?

新卒採用の早期化や、新型コロナウィルスによる採用活動のオンライン化により、採用市場は大きく変化しています。 これまでの採用活動で採用できていた人材の採用が難しくなり、その解決策として「採用広報」に改めて注目度が高まっています。 そこで今回は、2022年に増えた採用広報活動ついてご紹介します。

INDEX

こんにちは、PR Tableの草柳です。

変化する採用市場において「採用広報」は注目度が高まっています。
2020年より、新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンライン採用に取り組む企業が増え、採用活動はこれまでとは全く異なる様相を呈しています。

オンライン化が進んだことで時間や物理的なコストを減少させることができましたが、一方でこれまで以上に母集団形成や候補者の見極めといった点が難しくなっており、オンラインでのノウハウがない中で企業は対応を迫られています。

また、23卒の学生の6割が3月時点で内定を保持しているという驚くべき数値が示しているように、新卒採用は早期化しており、
これまでのスケジュール通りの採用活動ではうまくいかなくなっているのが現状です。

※採用広報について知りたい方は、こちらの記事をご参考ください
採用広報とは?目的や取り組みのポイントについて解説

このような背景の中、コロナ禍以降、これまで以上に「採用広報」に注目が集まっています。
「採用広報」は顕在層だけでなく、将来の採用候補者へ情報を発信し自社のビジョンや価値観にマッチした人材を惹きつけやすくするため、新卒採用の早期化の波や、オンライン採用になったことで強調された課題の解決策として、改めて取り組む企業が増えています。

そこで、今回は2022年の現在採用広報において活用されているトレンドをご紹介します。

1)Tiktokでの動画配信を採用広報に用いる企業が急増中

「Tiktok」は30秒から3分(最長10分)の短編動画を投稿できるSNSです。
利用層としては特に10代が多く、次点も20代であり、若年層を中心に人気を集めています。


若年層にユーザーが多いSNSのため、新卒に対する採用広報施策として活用されているケースが増えてきています。

実際にTikTok活用事例として掲載されている三和交通株式会社の取り組みでは、TikTokを活用し会社としての認知度を高め、応募数の増加や採用予算の削減に成功しています。

事例紹介
三和交通株式会社様

−新卒が多く入られたとのことですが、応募数に大きな変化があったんですか?

「年々増えてはいるんですが、今年は極端に増えましたね。やり方を変えたのもあるんですけど、21卒は20卒より予算が少なく済みました。営業所見学や説明会の中でも、面談してる人間はSNSに協力してくれているメンバーなので、YouTubeやTikTokを説明に取り入れたりしていますよ」

 引用:TikTokfor Business

TikTokを活用するメリットとして、動画の制作が簡単で、拡散性が高い点が挙げられます。制作したコンテンツが一度注目を集めるとプラットフォームの特性上、再生回数が伸びやすく認知度が飛躍的に高まりやすい傾向があります。

一方で、一時的な認知度を高める(バズる)ことはできますが、企業アカウントだけでなくクリエイターのコンテンツが多いため、継続的に視聴してもらうには難しいプラットフォームともいえます。

2)社員を主体とした動画コンテンツでの採用広報

採用活動を目的とした動画コンテンツは以前から作成されてきましたが、これまでの多くはブランド動画やオフィスを紹介するような会社全体を説明する動画コンテンツが多く、「会社のHPに掲載されている内容が動画で語られている」というパターンが一般的でした。

しかし、昨今では、採用候補者の働く価値観の多様化に併せて、社員自らの体験や価値観が語られている社員にフォーカスした動画コンテンツも作成されてきています。

ワンキャリアさんが主催する、ワンキャリアライブでは、社風とそこで働く人を見ていただくために、あえて複数人で登場されるケースが多いというお話です。社員同士の何気ない会話のやり取りやその関係性に、会社の等身大の社風がにじみでて、「この会社で働くリアル」が伝わると言います。

これまでの企業が主体として作成されている動画コンテンツでは、会社全体の説明など、マクロな情報発信が中心でしたが、デジタルメディアの発達によって候補者は多くの採用情報に接触するようになり、マクロな情報を動画コンテンツとして発信するだけでは候補者の目に止まりずらくなっています。

そこで、候補者視点で考えた時に、未来の同僚となる社員を主体としたミクロな情報、粒度の細かさが重要になってきています。

社員の視点から見たその会社に対する考えや想い。価値観がわかる動画コンテンツを作成することで、採用候補者から「共感」を産みやすく、ビジョンやミッションといった点での差別化やカルチャーフィットした採用につながると考えられます。

3)音声メディアでの耳を席巻した採用広報

「Podcast」や「voicy」「radiko」といった音声メディアは約3人に1人が日常的に利用しており、コロナ禍によって起きたライフスタイルの変化も重なり、さらに注目を集めています。

音声メディアを活用するメリットとしては、生活の隙間に入り込める点です

ラジオを聴きながら家事や通勤をしたことはありませんか?
動画コンテンツやテキストコンテンツは集中しなければなりませんでしたが、音声は「何かをしながら」聴くことができます。

「何かをしながら」という点がコンテンツに接触するハードルをさげ、採用候補者との関係構築の一歩に繋がります。また、英BBCの調査では「ながら聴き」は、リスナーのブランド認知やブランドへのエンゲージメントを高めるという結果が示されており、企業の採用ブランディングにも効果が期待できます。

事実、音声メディアを使ったラジオ方式の情報発信をされるPRパーソンも増え、昨今ではTwitterスペース機能を利用して、Twitter上で音声を使ってリアルタイムで会話している様子をフォロワーに聞いてもらい楽しんでもらうような情報発信も増えてきています。

実際に音声メディアを使って採用広報として配信に取り組まれている企業をご紹介します。

Voicy公式採用チャンネル「採用なう」へようこそ!
この放送では、テキストでは伝わりきらないVoicyのカルチャーやメンバーの魅力を、音声を使ってお伝えしていきます。
Voicyの組織に興味のある方、選考中の候補者の方、そして特に興味のない方も!笑
ぜひ飾らないVoicyのリアルを聴いてみてください。

Voicy採用チーム かっさんとはる「【公式】Voicy採用なう」/ Voicy – 音声プラットフォーム

最音声プラットフォームの「voicy」を提供している株式会社Voicyは「採用なう」という採用チャンネルを運営しています。こちらのチャンネルでは社員の方々が自社の事業について会話をしたり、社員インタビューや入社エントリーを発信しています。

「”売る” に変化を与える」をミッションに掲げてアウトソーシング事業を行う、ビーモーション株式会社です。
このチャンネルは、ビーモーション株式会社の声の社内報として、会社の今をありのままにお伝えする、ビーモーション株式会社の公式チャンネルです。
ビーモーションに所属するユニークなメンバーをゲストに迎え、会社の様々な取り組み・カルチャー・人・日々の出来事 etc をテーマに、クスっと笑えるような番組をお届けしていきます。

ビーモーション株式会社「ビーモーションの「つなぐラジオ」」/ Voicy – 音声プラットフォーム

アウトソーシング事業を手がけるビーモーション株式会社は「つなぐラジオ」というチャンネルを運営されています。こちらは声の社内報として、働いているメンバーや企業のカルチャーを社内外に向けて発信しています。

mercan.fmでは、毎回メルカリのメンバーをゲストに迎えて、仕事や会社のことから雑談まで、ゆるい感じでお送りしていきたいと思います。

Apple Podcast内のmercan.fm

フリマアプリ「メルカリ」を提供している株式会社メルカリは「mercan. fm」をPodcastにて運営されています。オウンドメディアとして運営されている「メルカン(https://mercan.mercari.com/)」はすでに有名ですが、併せて音声でもコンテンツを作成されています。特に、メンバーとのカジュアルなトークを配信しており、働いている方々の人間関係や会社の雰囲気が伝わる番組を発信しています。

2022年現在の採用広報のトレンドーまとめ

2022年の採用広報のトレンドを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

採用広報施策の全体的なトレンドとして、
企業/組織で働く「個」を発信する傾向になってきているのがお分かりいただけたかと思います。


私たちが提供しているtalentbookは、「働く人」から企業の魅力を伝える広報・PR支援サービスです。累計1,000社以上の企業様の広報・PRをご支援をしてきたノウハウを活かし、戦略的なコンテンツの企画・制作・発信を一気通貫してご支援しております。採用広報としてご利用いただき、採用成果につなげられている企業様の事例も多数ございます。

これから採用広報に力を入れていきたい企業様向けの事例などもご紹介しておりますので、ぜひお問合せください。

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